低用量ピルは避妊薬としてのイメージが強く、避妊率が高いことが利点ですが、それ以外にも色々な利点があります。
1つ目の利点は、生理に関する症状の改善に役立つことです。
生理前のイライラや腹痛、生理中の腹痛やイライラ、腰痛、吐き気等の改善、月経中の経血の減少、鉄欠乏症貧血の改善に繋げ、月経困難症、PMS、生理中の悩みへの効果が期待できます。
生理に関する症状の改善に役立つ理由は、低用量ピルは生理痛の原因になる物質の分泌を抑え、子宮内膜が厚くならないように経血の量を減らし、ホルモンバランスの乱れを改善するからです。
2つ目の利点はニキビなどの肌荒れの改善です。
肌荒れの原因は女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが生理前に乱れるからで、低用量ピルはホルモンバランスを整えるのでニキビ等の肌荒れ改善にも役立ちます。
3つ目の利点は子宮内膜症、卵巣がん、子宮体がんの予防が期待できることです。低用量ピルはエストロゲンとプロゲステロンのバランスを整えることで排卵を抑制し、子宮内膜を厚くしないようにするので、子宮内膜症の進行や予防が期待できます。また、低用量ピルを服用すると排卵を抑制される為排卵による卵巣への負担が原因で起こりやすい卵巣がんの予防、子宮内膜を薄く保つので長期服用で子宮体がんの予防も期待できます。
よって、低用量ピルを服用することの利点は避妊率が高いだけでなく、生理に関する様々な症状の悩み改善、ニキビ等の肌荒れの改善、子宮内膜症、卵巣がんや子宮体がんといった病気の予防や症状緩和、改善と言ったさまざまな利点があることが分かります。