低用量ピルを服用する際に必要となるのが、薬を飲まない休薬期間です。
避妊目的で低用量ピルを服用する場合、いつ性交渉を行っても妊娠しないように、毎日飲み続ける方が良いのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、体のためには卵巣を活動させる期間を持つことも必要となってきます。卵巣が活動をすれば、そのタイミングで妊娠をしてしまうのではないかと不安を感じる人もいますが、ピルを停止した直後は一番妊娠しにくい状態となっているため、休薬期間中に妊娠をするということは殆どありません。
低用量ピルの休薬期間は、21日間薬を飲み続けた後に7日間休むという形で作っていきます。21日分が1セットになったピルの場合は、全て飲み終わった後に7日間休むという形になります。それに対し、28日分1セットのピルは管理が難しいのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、28錠タイプは21錠は低用量ピル、最後の7日間に飲む薬にはピルの成分が含まれていないプラセボとなっています。そのため、順番通りに飲み続けていけば、忘れることなく休薬期間を設けることができます。休薬期間を大切にすることで、安心して低用量ピルを続けていけるようになります。